骨粗しょう症

〇どんな人がなりやすいか?

次のような人は骨粗しょう症になりやすい人です。当てはまる数が多いほど、危険性が高くなります。

・閉経後の女性
・体格が細身
・家族に骨粗しょう症と診断された人がいる
・糖尿病、胃や腸の手術を受けたことがある
・若いころから月経が不順だった(女性)
・牛乳や乳製品をあまりとらない
・小魚や豆腐をあまりとらない
・タバコをよく吸う
・お酒はたくさん飲む
・運動や身体を動かすことが少ない
・病気のためにしばらく寝たきりだった

〇骨粗しょう症とは

閉経や加齢あるいはカルシウム不足や運動不足が原因で、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
わが国には約1100万人の骨粗しょう症の患者様がおられると推計されます。このうち治療を受けている人は約15~20%程度とわずかです。
骨粗しょう症は年齢が高くなるにしたがって多くなり、60歳女性の3割弱、70歳以上の女性の4割以上が骨粗しょう症です。

〇症状は?

初期の症状は少ない
骨粗しょう症は「沈黙の疾患」と呼ばれ、気付かないうちに少しずつ進行する病気です。
すなわち骨折する危険性がいくら高くなっていても、それだけでは症状はあらわれないのです。
少し進むと、若いときに比べて身長が低くなった、背中や腰が曲がってきた、立ち上がる時に腰が痛いなどの症状が起こります。

進行すると骨折が起こります
さらに進行するとちょっとしたことで骨が折れ、中でも、背骨の骨折、手首や肩の付け根の骨折の頻度が多く、また太ももの付け根の骨が折れると歩行ができなくなります。
80歳女性では1年間に100人に1人が85歳女性では1年間に50人に1人がこの骨折を起こして手術を受けています。

〇骨密度測定(DEXA法)

〇骨密度測定(DEXA法)
腰椎・大腿骨 を測定する最新機器を採用しました。DEXA法を用いて正確な骨粗しょう症の診断を行います。予防医学に役立て、皆様の健康づくりに協力します。